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郷土(きょうど)作家

下村 湖人 (しもむら こじん) | 吉田 絃二郎 (よしだ げんじろう)

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下村 湖人 (しもむら こじん)

下村 湖人
 (1884年10月3日生)
小説家、社会教育課。神埼郡千歳村大字崎村出身。青少年に影響を与えた[次郎物語]の執筆者で知られる。東京帝国大学英文科卒。大学卒業後は母校佐賀中学教師、鹿島中学校長等を歴任。退職後は同郷の田澤義鋪の勧めで社会教育に尽力した。

明治17年(1884)神埼郡千歳村(現神埼市千代田町)に内田家の次男として生まれる。  下村は婿養子先の姓、湖人はペンネーム。
生母が病弱で母乳が足りなかったため里子に出され、4歳のときに戻された。
 中学時代から内田夕闇(うちだゆうあん)の名で中央の文芸雑誌に詩歌や短歌を寄稿、年少詩人として認められ、文学者を志したが大学卒業後、家庭の事情で大いに嘱望された文学の道を断念し、帰郷して学校教育に専念した。
 母校佐賀中学校教師や鹿島中学校校長等を歴任。教職辞任後は、同郷で高校・大学同窓の田澤義鋪(たざわよしはる)に従い、日本青年館別館[浴恩館」に設置された大日本青年団講習所の所長となる。
 その後の半生は、勤労青年を対象にした社会教育と文筆の世界に生き、文学と教育の両分野に大きな功績を残した。
また、鹿島高等学校、唐津高等学校の校歌の作詞もてがけている。
 湖人の代表作「次郎物語」は、自伝的小説といわれ、ラジオ放送や映画化もされ、ベストセラーとなった。
 「次郎者語」は第7部までを予定していたが病を患ったため果たせなかった。昭和30年(1955年)71歳で病没す。

代表作

  • 次郎物語
  • 論語物語
  • 田澤義鋪伝記『この人を見よ』
  • 青年の思索のために
  • 真理に生きる
  • 若き建設者
  • 人生を語る
  • 隣人

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吉田 絃二郎 (よしだ げんじろう)

吉田 絃二郎
 (1886年11月24日生)
小説家、随筆家。神埼郡西郷村莞牟田出身。早稲田大学文学部英文科卒。早稲田大学講師の後教授となる。教職の傍ら詩や小説を多く執筆した。退職後は作家活動に専念し、小説、随筆、児童文学、戯曲と幅広い分野で活躍した。

明治19年(1886)西郷村莞牟田(現神埼市神埼町)に生まれる。
4歳のとき、吉田家は佐世保に転居。八幡尋常小学校卒業後、長崎のミッションスクール東山学院に編入学し、後に中退。明治33年佐賀工業学校に入学。36年主席卒業。明治39年早稲田大学英文科入学。同年対馬要塞砲兵大隊に入隊。42年少尉任官後除隊。44年早稲田大学英文科卒業。大正4年母校の講師。大正13年教授となり、昭和9年退任まで18年間英語・英文学を講じた。その間人生と文学によせる清純にして高潔な情熱は、真実詩人として学生の尊敬と信頼を集めた。
 一方作家としても、対馬を舞台とした小説「島の秋」で不動の地位を得た後、大正後期より昭和初期にかけて、日本近代文学の代表的作家として、随筆・小説・戯曲・童話・評論等々広い分野にわたって名作を著し、それは当時の教科書にも多く掲載され著作は240冊にも及んだ。
 つねに、自然と人を愛し、その融合の世界を深く見つめながら永遠に変わらぬ宇宙本来の姿を求めつづけた作風は、悲哀の中にもあたたかな情感にあふれ、豊かな感性によって、表現された作品の底に一貫として流れる鋭い知性と真人間としてのその誠実さは、一生を風靡する文学の世界を形成した。
 「ふるさとを離れ50年。しかし、東京はいつまで経っても異郷である。故郷を思えば老いの心も青年のように疼く。」という切々とした望郷の言葉を残し、昭和31年(1956)70歳で病没す。

代表作

  • 《小説》
    島の秋  清作の妻  芭蕉(抄)
  • 《随筆》
    私は生きていたい  筑紫の秋  水と草と白い道  太陽は地に  童心童顔  梅雨数日  麦三四寸
  • 《童話》
    柿丸と梨丸  壺作りの柿丸  天までとどけ うぐいすとめじろ  伐り倒された木  仔馬は帰りぬ  かあさんの目
  • 『島の秋』
    「清さん一時俺が持たう。」 でっぷりと肥った五十格好の日焦げのした男は前に歩いている色の青白い若者に声をかけた。
  • 『清作の妻』
    猫の子一疋死んでも噂の種になるN村では、新田の清作とお兼とが夫婦になったということは、野良でも、爐の傍でも、船着場でも人々の口の端に上った。若い娘たちは村一番の若い衆を、ひょっくり旅から帰ってきたお兼に奪られたという意識もあり

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